すごく久しぶりのコードギアス

何年かぶりにコードギアスを第二部含め全部見ました。
R2の2話まで見てたので、ちょっと続きを･･･と思ったらあれやこれやで最終回まで見てしまった･･･。


少々あふるる思いをつづります。
ネタばれなので、別枠で。

くそっ、終わり方が卑怯だ！！
不覚にも号泣してしまったじゃないか！

なんというか途中まで「やっぱりロボットもので平和を説くのは難しいのか･･･」なんて思ってみてたんですよ。
だってどんな作品でも「戦いのない平和な時代を築くんだ～！」とか言いながら名前さえない雑魚キャラをばったばった殺してるじゃないですか。
なんつー矛盾だっていう。
だけど、ロボットものっていえば戦争ありきだし、悪の組織とかいうのが存在したりする勧善懲悪でもない限り、おなじ「人」の敵がいる。
しかも主人公はだいたいパイロット。
だから、平和を望み戦いを嫌いながら戦うしかない宿命を背負っているといってもよい。
戦争肯定アニメをつくるわけにもいかないだろうしね。
北朝鮮アニメみたいになっちゃう。

だけど、今回はそんな終わり方もあるのか、って。
「殺す」ことによる平和を見せ付けられたというか、そのことがここまですんなりと入ってくるのだな、と。
どう考えても「正義」は相手側にあるよなあ、と思ったときからなんかしら逆転があるのだろうとは思ってはいましたが、まさか主人公が死ぬとは。
一生懸命、これは相手側をアメリカに似せてフレイヤが核でだからアメリカ批判を･･･など考えてみたのですが、どうしても悪役なのはルルーシュで、それでもやもやした感じになったのですが、でもなにかあるはずだと思ってみたら最後に･･･。
それと同時に、こんな決着のつけ方もあるのかとも思いました。
この作品でも最後の戦争に死者はいっぱい出ただろうけど、そこに平和化平和じゃないかの核心はないし、どっかのロボットアニメと違って「人の死なない戦争」なんて無茶なことを言っていない。
やっぱし戦争することは悪いことで、悪いことをいっぱいした張本人（ルルーシュ）が殺されて平和になったというのが、ほかのアニメとは違うところじゃないのかな、と。
戦争で勝った者が真の勝者ではない、平和を築くものではないっていう。
なにを言っているのかまったく意味不明になってしまいましたが、戦争はいやだ間違っているといいながら敵に戦い挑んで倒して平和になりましたっていうアニメではなく、結果的に戦争になってしまってでも戦争だから戦わなきゃいけなくて、それに勝つことが平和を築く手段ではなくもっと先に平和への道筋があったことがより納得がいったところというか。
むしろ戦争に勝つことは結果的には平和とは逆の道筋を進んでいることを肯定していたのじゃないかなというか。
ますます訳わからんな。
ようは、最終決戦では主人公は勝利するというアニメのお決まりは守りつつ、でも戦いに勝った者たちが正義で終わらせていないところが、私の中でひとつ納得した部分があったということです。
戦争に負けて終わりじゃあまりにもね。

でも、でも個人的感情を交えてしまうと、ルルーシュがかわいそうすぎる!!!!!!
号泣した原因は100%このことによって、です。
好きなキャラだったから、みんなに憎まれたまま死んでいったのが悲しすぎる！
死なないですむ終わり方もあったんじゃないかとか思うけど、そうすると根本的に終わり方を変えなきゃいけなくなるので、なんか違うし。
避けられぬ運命だったとしても、ここいう終わり方は堪えるわ。


ところでまったくコードギアスと関係ないんだが、アニメのPandoraHeartsの最終回はなかなか笑えた。
あれ単体で見ても面白くないけど。
漫画は面白いよ！